III.サービス貿易
サービス貿易統計に使用しているIMFの「国際収支統計(Balance of Payments)」の集計方法が、国際収支マニュアル第5版(BPM5:Balance of Payments manual 5th edition)から国際収支マニュアル第6版(BPM6:Balance of Payments manual 6th edition)に変更された。
第5版から第6版への切り替えにあたり、例えば直接投資が「対外・対内」から「資産・負債」という概念に変更されるなど、大小さまざまな変更がある。こうした変更点についてはIMFのウェブサイト(PDFファイル:FAQs on Conversion from BPM5 to BPM6, BPM5 to BPM6 Conversion matrix)を参照いただきたい。
※国際収支統計の定義、計上方法等については、日本銀行のウェブサイトに「国際収支統計の解説」 が掲載されている。
III-010-1 世界各国のサービス貿易収支 ~ 受取(2021/4/21更新)
2019年における世界全体のサービス貿易(受取ベース)は、比較可能な162カ国の合計では前年に比べ1.7%の増加であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップであり、次いで英国、ドイツ、フランス、アイルランドの順である。
III-010-2 世界各国のサービス貿易収支 ~ 支払 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体のサービス貿易(支払ベース)は、比較可能な162カ国の合計では前年に比べ2.3%の増加であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップであり、次いで中国、ドイツ、アイルランド、英国、フランスの順である。
III-010-3 世界各国のサービス貿易収支 ~ 収支尻 (2021/4/21更新)
2019年のサービス貿易収支尻の黒字額が大きい順に国・地域を並べると、 米国がトップで、英国、インドが続く。赤字額の大きい順では、中国、アイルランド、サウジアラビアの順である。
III-020-1 世界各国の輸送収支 ~ 受取 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の輸送収支(受取ベース)は、比較可能な158カ国の合計では前年に比べ0.4%の増加であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、それにドイツ、シンガポール、フランスと続く。
III-020-2 世界各国の輸送収支 ~ 支払 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の輸送収支(支払ベース)は、比較可能な161カ国の合計では前年に比べ0.9%の減少であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、それに中国、ドイツ、シンガポールと続く。
III-020-3 世界各国の輸送収支 ~ 収支尻 (2021/4/21更新)
2019年における輸送収支の収支尻の黒字額が大きい順に国・地域を並べると、トルコがトップ、それに香港、オランダ、デンマーク、ポーランドが続く。赤字額の大きい順では、中国が最大で、それに米国、サウジアラビアと続く
III-025-1 世界各国の貨物輸送 ~ 受取 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の貨物輸送(受取ベース)は、比較可能な118カ国の合計では前年に比べ1.3%の減少であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、シンガポールがトップで、それにドイツ、フランス、日本、韓国と続く。
III-025-2 世界各国の貨物輸送 ~ 支払 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の貨物輸送(支払ベース)は、比較可能な136カ国の合計では前年に比べ1.1%の減少であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、シンガポールがトップで、それにドイツ、フランス、日本、ベルギーと続く。
III-027-1 世界各国の旅客輸送 ~ 受取 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の旅客輸送(受取ベース)は、比較可能な120カ国の合計では前年に比べ0.2%の増加であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、ドイツ、トルコ、カタール、アイルランドと続く。
III-027-2 世界各国の旅客輸送 ~ 支払 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の旅客輸送(支払ベース)は、比較可能な129カ国の合計では前年に比べ0.6%の増加であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、フランス、ドイツ、日本と続く。
III-030-1 世界各国の旅行収支 ~ 受取 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の旅行収支(受取ベース)は、比較可能な159カ国の合計では前年に比べ1.1%の増加であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、スペイン、フランス、タイが続く。7位の日本は前年から9.4%増であった。
III-030-2 世界各国の旅行収支 ~ 支払 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の旅行収支(支払ベース)は、比較可能な160カ国の合計ではほぼ前年並みの水準であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、中国が2546億ドルと最も多く、前年から8.2%減少した。以下、米国、ドイツ、英国、フランスと続く。日本は15位で212億ドルと前年から5.3%増加した。
III-030-3 世界各国の旅行収支 ~ 収支尻 (2021/4/21更新)
2019年における旅行収支の収支尻の黒字額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで587億ドル、次いでスペイン、タイ、マカオが続く。赤字額の大きい順では、中国が最大で2187億ドル、次いでドイツ、ロシアが続く。
III-040-1 世界各国の通信、コンピュータ、情報サービス ~ 受取 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の通信、コンピュータ、情報サービス(受取)は、比較可能な156カ国の合計では前年に比べ7.9%の増加であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、アイルランドがトップで、それに、インド、米国、中国、ドイツが続く。日本は21番目であった。
III-040-2 世界各国の通信、コンピュータ、情報サービス ~ 支払 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の通信、コンピュータ、情報サービス(支払)は、比較可能な157カ国の合計では前年に比べ5.0%の増加であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、次いでドイツ、中国、フランス、日本が続く。日本は前年から19.9%増であった。
III-040-3 世界各国の通信、コンピュータ、情報サービス ~ 収支尻 (2021/4/21更新)
2019年における通信、コンピュータ、情報サービス(収支尻)の黒字額が大きい順に国・地域を並べると、アイルランドがトップで、次いでインド、イスラエル、英国、米国が続く。赤字額の大きい順では、日本が最大で、次いでドイツ、スイスが続く。
III-046-1 世界各国の知的財産使用料 ~ 受取 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の知的財産使用料(受取ベース)は、比較可能な114カ国の合計ではほぼ前年並みの水準であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、次いで日本、オランダと続く。
III-046-2 世界各国の知的財産使用料 ~ 支払 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の知的財産使用料(支払ベース)は、比較可能な135カ国の合計では前年に比べ2.8%の増加であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、アイルランドがトップで、それにオランダ、米国と続く。
III-046-3 世界各国の知的財産使用料 ~ 収支尻 (2021/4/21更新)
2019年における知的財産使用料の収支尻の黒字額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、次いで日本、ドイツが続く。赤字額の大きい順では、アイルランドが最大で、それに中国、シンガポールと続く。
III-050-1 世界各国のその他営利業務サービス~受取 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体のその他営利業務サービス(受取ベース)は、比較可能な150カ国の合計では前年に比べ3.1%の増加であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、次いで英国、ドイツが続く。日本は9番目であった。
III-050-2 世界各国のその他営利業務サービス~支払 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体のその他営利業務サービス(支払ベース)は、比較可能な159カ国の合計では前年に比べ8.6%の増加であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、アイルランドがトップで、それに米国、ドイツ、英国、フランス、日本と続く。
III-050-3 世界各国のその他営利業務サービス~収支尻 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体のその他営利業務サービスの黒字額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、次いで英国、中国、フィリピンと続く。赤字額の大きい順では、アイルランドが最大で、それにスイス、日本、ナイジェリアが続く。
III-060-1 世界各国の文化・興行 ~ 受取 (2021/4/21更新)
2019年における世界全体の文化・興行(受取ベース)は、比較可能な124カ国の合計では前年に比べ7.3%の増加であった。受取額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、英国、アイルランド、フランスと続く。日本は18番目であった。
III-060-2 世界各国の文化・興行 ~ 支払(2021/4/21更新)
2019年における世界全体の文化・興行(支払ベース)は、比較可能な135カ国の合計では前年に比べ6.8%の増加であった。支払額が大きい順に国・地域を並べると、米国がトップで、それにドイツ、英国、フランスと続く。日本は23番目であった。
III-060-3 世界各国の文化・興行 ~ 収支尻 (2021/4/21更新)
2019年における文化・興行の収支尻の黒字額が大きい順に国・地域を並べると、アイルランドがトップでマルタ、スウェーデンが続く。赤字額の大きい順では、スイスが最大で、ドイツ、中国と続く。
参考
世界のサービス貿易統計集の掲載内容について(BPM5準拠)
(「世界の貿易統計集」より抜粋)